「最近ぽっこりお腹が気になる…」「とりあえず朝食を抜いて,,,」「夜は糖質を抜いて,,,」そう思っている方、危険です!
食事を減らすと始めは体重がするすると落ちていきますが、喜んでいるのも束の間1ヶ月もしないうちにぴたっと止まります
それは身体の防衛反応が働き代謝を下げているためです
そこでさらに、食事を減らして,,,体重が減らなくなり,,,また食事を減らし,,,と負のスパイラルに入り、いつの間にか基礎代謝以下の食事になってしまいます
なんか最近やる気が起きない
肌トラブルが多くなった
その症状は食事が少な過ぎるサインかも知れません
この記事では、なぜ基礎代謝以下の食事では危険なのかを解説していきます
基礎代謝とは
まず基礎代謝について説明します
基礎代謝とは生命の維持に必要なエネルギーです。つまり何もしていなくても消費するカロリーです。
基礎代謝の中には、次のようなものが含まれます。
- 心臓の拍動
- 浸透圧の調整
- 体温維持
- 呼吸
- 細胞の再生や修復
- 脳・神経系
- 血液の循環
多くの無意識運動は基礎代謝に含まれています。睡眠時にも代謝は起こっています。
基礎代謝量は成人で1日1000~1500kcal、一般に女性は男性より10~15%低いです
例を出すと、男性40歳,170cm/70kgの場合、約1615kcal前後です
自分の基礎代謝を詳しく知りたい方はこちら
基礎代謝の計測方法
実際の基礎代謝の計測は専用の施設・設備の中で、次のような厳しいルールのもとに行われていました。これは直接熱量測定法と呼ばれます。
- 十分な睡眠がとれていること
- 快適な室温
- リラックス状態
- 少なくとも食後12時間経過していること
- 消化器官の完全な休息
- 30分前から横になっていること
基礎代謝は、十分な睡眠後、12時間前から継続する絶食状態で、消化器官は一切動いていない状態において、横になって生命維持に最低限必要な拍動、体温維持などに消費するエネルギーを計測したものです。
基礎代謝は必要最低限のカロリー
簡単にまとめると、基礎代謝とは快適に場所でご飯を食べずに横になっているときの消費エネルギーです
つまり基礎代謝=生きていく為に必要最低限のカロリーです
たとえ一日中外に出ないでダラダラ、ごろごろ過ごした日であっても食事をしたり座ったり立ったりしていると思います
それだけでも基礎代謝より多くエネルギーを使っています
そこで基礎代謝以下の食事にすると、生きていけなくなります
「でも今のままでも生きてるし」
確かに「ダイエットで飢餓になり死んじゃいました」って人はいないと思います
それは身体の防衛反応のおかげです
基礎代謝以下の食事を続けると
先ほど例に出した基礎代謝1615kcalの男性が、痩せるために一日1000kcalの食事を続けるとどうなるか
まずこのままだと生命の維持ができなくなり死んでしまいます
それを防ぐため、身体の防衛反応が働き筋肉を減らし,体温や新陳代謝を低下させ,基礎代謝を下げます
結果、基礎代謝1000kcalの男性の出来上がりです
- 体がだるく、以前より動くことがしんどい
- 体温が下がっているので、寒がりになり風邪を引きやすい
- 筋肉が無いので、腕や足は細いのにお腹だけ出てる
- なにより1000kcalの食事で痩せなくなる
そこで痩せるためさらに食事量を減らすと、基礎代謝もさらに下がり,,,と悪循環に陥ります
まとめ
この記事では基礎代謝とは、そしてそれ以下の食事量にするとどうなるかを解説しました
人は簡単には死にませんが、デメリットばかりでメリットが一つもありません
皆さんはバランス良く食事をして、健康的にダイエットを行いましょう!